そのコントローラーを購入したのは、スマブラがきっかけだった。
少し前にGCコンを押し入れから発掘し、接続タップを購入してそれを使っていたのだが、とある部分が不満だった。知っている人も多いだろうが、LRトリガーだ。GCコンはスティック部分は完璧だが、LRトリガーが押しづらい。これのせいでガードがやりづらいという弱点が存在するのだ。
その一方で、純正のプロコンを使うには、スマブラだと消耗が怖い。かなり激しく操作するため、プロコンが故障する確率が高まってしまう問題があった。
そこで、サードパーティ製のコントローラーを買ってみることにした。ブログやYouTubeのレビューを調べた結果、PDPというメーカーのコントローラーが概ね高評価だった。いくつか種類があったが、「PDP Faceoff Deluxe」というのを購入することにした。PDPのコントローラーは基本的に海外しか販売してないため、並行輸入品となる。Amazonで4600円くらいだった。
以下が、PDP Faceoff Deluxeの外観だ。
見てのとおり、有線接続のコントローラーである。プロコンと異なり、振動機能やNFC(アミーボの読み込み)はない。そのかわり、背面にボタン2つと、コントローラー下部にイヤホンジャックを搭載している。このイヤホンジャックの存在が購入の決め手だった。当たり前だが、このジャックに有線のイヤホンを入れることで、TVモードでもイヤホンで音を聞くことができる。
背面ボタンについても説明しよう。コントローラーの裏側を見てほしい。
両側にでっぱりがあるのがわかるだろうか? これらの部分がボタンになっている。背面ボタンには、好きなボタンの機能を割り当てることができる。
やり方は、まずコントローラー表側の右下にあるファンクションボタンと設定したいほうの背面ボタンを同時押しする。ファンクションボタンが点滅するので、その間に割り当てたいボタン押す。点滅が止まれば成功だ。私はこれでZLとZRを割り当てている。ちなみにスマブラのキーコンフィグでは、ZL、ZRともシールドに設定してある。
無論、背面ボタンは必要ないという人もいるだろう。そういう場合は取り外すことができる。この点も地味に便利だ。
ちなみにファンクションボタンは、イヤホン装着時の音量調整にも使う。ファンクションボタンを押しながら十字キーの上で音量を上げ、十字キーの下で下げることができる。
肝心の触り心地について見ていこう。
まず重さに関してだが、バッテリーを搭載していないぶん、純正プロコンよりも軽い。この辺は純正の重さがちょうどよかったと感じる人もいるだろうから、好みの問題となる。
ABXYボタンは純正プロコンよりも若干固い。ここは純正の押し心地がベストだったので残念ポイントだ。
一方、スティックの感度はまったく問題ない。スマブラでその場振り向きが問題なくできるレベルといえばわかってもらえるだろうか。スマブラはスティックの感度が非常に重要なので、この点は嬉しい。
遅延に関しても、純正プロコンの無線モードと約0.1Fだけ遅いレベルで、体感的には同一としか感じないだろう。ちなみに知らない人もいるかもしれないが、純正プロコンは無線モードのほうが有線モードのほうよりも速い。
総合すると「スマブラで使用するのに無問題」と言えるほど完成度が高い。特にスマブラはやらないという人でも、純正プロコンの故障が怖い場合はこちらを買うのもありだ。
私自身、今スマブラでは、このPDP Faceoff Deluxeをメインコントローラーとして使っている。値段も安く、多少雑に扱ってもいいので気が楽だ。

PDP Faceoff Deluxe+ Audio Wired Controller - Red Camo (並行輸入品)
- メディア: Video Game

【任天堂純正品】Nintendo Switch Proコントローラー
- 発売日: 2017/03/03
- メディア: Video Game