FF1のピクセルリマスターをクリアした。FF1をプレイするのはGBA版以来だが、なかなか面白かった。過去のリメイク作に実装されていたおまけダンジョンはすべて廃止されているが、デメリットではなく、むしろ無駄な要素がなくなってコンパクトに楽しめる作品になっていた。
以前の記事でも書いたが、パーティは赤魔、モンク、白魔、黒魔。定番の戦士はあえて入れなかった。
難易度的なことを述べると、序盤が少し苦しかった。FF1はボス戦よりも雑魚戦のほうが厳しいゲームなので、アイテムを揃えづらい序盤ほど苦戦する。これが後半になり、ハイポーションやエーテルをカンストするまで購入できるようになると、ぐっと楽に変わる。
特に今作は、原作にあった知性バグが解消されているため、後半になると黒魔が本領を発揮するようになった。ちなみに知性バグとは、魔法の威力に影響する知性というステータスがまったく反映されないというものである。
アイテム屋でエーテルを買い込み、黒魔の全体魔法で敵を攻撃する。こうすると雑魚戦がてっとり早い。終盤は最強魔法のフレアーで、雑魚なら絶対にワンパンできる。実に楽な作業だった。
一方、ボス戦ではモンクが大活躍する。こいつはレベルが上がるたびに素手の攻撃力も上がっていき、最強のアタッカーになるのだが、そこにヘイスト、セーバー(巨人のこて使用)、ストライといった攻撃系のバフを重ねてやると、最強を超えたクレイジーなダメージを叩き出すようになる。ほとんどのボスを拳でワンパンする。もう一度言う。ボスを拳でワンパンするのである。
白魔と赤魔はサポート役。白魔は回復メインで、赤魔は黒魔と一緒にモンクにバフをかける。ラスボスも含め、このルーティンで楽勝だった。
正直なところ、楽勝すぎた感が否めない。モンクじゃなくて戦士でも良かったかも。でも戦士も、結局専用武器のエクスカリバーが強すぎるしな……。それどころかシーフ(忍者)でもあまり難易度が変わらない疑惑がある。
要するに、FF1は全体的に難易度が易しいのだ。まあ、さっくりRPGを遊ぶにはちょうどいい。これ以上の歯ごたえを望むのであれば、別の作品を遊ぼう。