インデックス投資・運用基本方針

自分なりにインデックス投資を行っていくうえでの基本方針と、その解説を記載する。

インデックス投資4ヶ条

  • 長期投資
  • 分散投資
  • 低コスト
  • リスクコントロール

基本方針

運用目標 総資産の増加

投資の元手 現在の仕事の給料、および障害年金から捻出

生活防衛資金 200万円(ドルに変換する場合あり)

メイン銀行口座 住信SBIネット銀行

メイン証券口座 SBI証券

投資期間 永久

投資対象 全世界株式インデックス・ファンド(メイン)&サテライトで何か

投資方法 毎月の積立投資

リスク許容度の見直し時期 年齢や状況に応じて(最低でも年に1回は判断)

株の売却時期 必要な時に、必要な分だけ

宣誓 私は、株価の暴落を理由に、株を売却することは決してしません

解説

運用目標はシンプルに「総資産の増加」とした。具体的な金額を定めようかとも思ったが、結局のところ、資産は増えれば増えるだけ嬉しいのだから、このようにするのは適切だろう。

投資資金の元手は、仕事の給料と障害年金から、毎月の生活費を差し引いたものになる。万が一のための生活防衛資金を200万円、キャッシュで確保しておき、それ以外を投資に回す。

「ドルに変換する場合あり」とは、主にハイパーインフレ時を想定している。現在の日本の状況を鑑みるに、ハイパーインフレが起こらないとは言えなくなってきたので、徴候があったときすぐに行動できるようにしておく。すでにネット銀行で円をドルに両替する準備を整えておいた。

メインの銀行口座は住信SBIネット銀行。この銀行はもうずっと以前から利用しており、特に不満もないため、今後も活用していく。それで、どうせならこの銀行と連携できる証券口座が良いと思い、SBI証券に口座を開設した。

投資期間は永久である。今話題の「FIRE」をするつもりはない。投資に関する本を読んでいると、だいたい100歳くらいで死ぬと仮定しようなどと書いてあることが多いのだが、はたして、自分が死ぬ時期がそんなにはっきりわかるものだろうか? 下手に資産を取り崩して、計算違いを起こして困るよりかは、投資は死ぬまで続けるものだと考えたほうがいい。それに、お金は墓場まで持っていくことはできないが、誰かに相続させることはできるのだ。

肝心の投資対象だが、全世界株式のインデックス・ファンドをメインにしていくことに決めた。投資界隈では全世界ではなく、全米株式(S&P500)が推されている。確かに、現在までのところアメリカ株の調子は好調だ。また、アメリカの経済は世界に影響を与えているのだから、これだけでいいという意見もわかる。だが、現在は好調だからといって、未来がそうだと決まったわけではない。そもそも、未来が予測できないからこそインデックス投資で分散をするのではなかったか。ここは王道に、幅広く全世界に分散させることにした。

一方で、さらなるリターンを得るために、別の商品に少額投資を行う。いわゆるコア・サテライト戦略というやつだ。

すでに一度述べたが、投資は毎月、収入から生活費を引いた分をつぎ込んでいく。別にドルコスト平均法を信用しているわけではない。余剰資金があるなら、一括で投資したほうがいいだろうと思っている。実際、もう余剰資金は投資してしまった。そのため以降は、結果として毎月の積立投資になってしまうというだけだ。

続いて、最重要のリスク許容度についてだ。上でも述べたが、生活防衛資金として200万円をキープ。現在はこれでリスクをコントロールしているため、債権には投資しない。投資は株のみだ。少なくとも、総資産が1000万を超えるまではこのままでいいだろう。その後は年齢や状況に応じて、都度、リスク許容度を見直していく。

株の売却は、お金が必要になったときに、必要な分だけ行う。FIRE界隈では4%ずつ取り崩していく「4%ルール」が当たり前のように言われているが、調べたところ、このルールは金利などが前提条件にあるため、盲信するのは危険らしい。そこでシンプルに、「必要な分だけ売却する」ということにした。

最後の宣誓は、自分の決意表明である。インデックス投資のような長期投資で一番やってはいけないのは、株の暴落時に、損切りのつもりで売却してしまうことだと、どの本にも書いてあった。これは理屈では当たり前なのだが、実際に暴落局面で資産が半分以下とかになったりすると、多くの人は耐えられずに売ってしまうのだという。そういった失敗を避けるため、ここで仰々しく「宣誓」というかたちで決意を明文化しておくことにした。