YouTubeで遊戯王の昔のゲームがおすすめに表示され、それを見ていたらカードゲームがやりたくなってきた。とはいえ、現在の遊戯王のソシャゲはやる気がしなかった。プレイ動画を見ていたら、1ターン目に相手や自分が何回も行動していて、面倒くさそうに思えたからだ。何か別のカードゲームはないかと探していたところ、かの有名な「マジック・ザ・ギャザリング」のデジタルゲーム版が配信されていることを知った。その名も「マジック・ザ・ギャザリング(MTG) アリーナ」。マルチプラットフォームで展開している。以前からMTGに興味があったこともあり、このゲームを遊んでみることにした(アプリはiPadにインストールした)。
MTGは初めてだったが、チュートリアルが充実していたこともあり、基本的なルールはすぐに覚えた。チュートリアルの終了後は、無料で入手したデッキを使って何回か対戦をしてみた。
どうやらこのゲームは、1日に1回、簡単なミッションをこなすと新しいデッキがもらえるようになっているらしい。もちろん無限にもらえるわけではなく、あくまで初心者用のお試しデッキがいくつか入手できるという仕組み。現在はこのミッションをこなしつつ、新しいデッキを入手したらそれを試す、ということを繰り返している。
こうやって新しいデッキを試していくうちに、いろいろなカードの効果がわかるようになっていく。初心者向けの入門として、非常に良くできている。
ゲーム自体も面白い。遊戯王のソシャゲでは1ターン目が延々と続くことは上述したが、MTGでは呪文を唱える(クリーチャーの召喚も呪文に含む)ために「マナ」と呼ばれる土地カードが必要なため、最初のターンから勝負を決めることは不可能となっている。とにかく、何をするにもマナが必要なので、プレイヤーは場に出ているマナ数を計算に入れながらカードを切ることが求められる。この辺の戦略性が面白い。非常に完成度が高いゲームだ。これが世界初のトレーディングカードゲームだというのだから驚きだ。まさに原初にして頂点といえる。