労働をしていると必ず不安感に襲われる。どうにかならないものか。不安感さえなくなれば、もっと生産性が上がるはずなのだが……。
ただ不安になるだけならまだしも、胸の痛みなどの体調不良に転換されるのがきつい。このため、余計に仕事を躊躇してしまう。
かといって、完全に不安感がなくなって、目の前の仕事に邁進するのが正しいとも思わない。目の前の仕事ばかりしている人間は視野狭窄になる。もし自分に障害がなく、高い集中力をずっと維持できたとしたら、目の前の仕事ばかりこなすあまり、インフレに対する備えはまったくできなかっただろう。ビットコインの価値に気づくこともなかったはずだ。人生が追い詰められたからこそ真面目にお金をことを勉強し、ビットコインに行き着くことができた。全体を見るという点では、不安感は重要なものだ。
そうはいっても、つらいものはつらいわけだが……。
不安感をなくせないならば、不安感を上手に利用する方法を考えるのが次善だろう。これはつまり、集中力を要する作業はあきらめる、ということでもある。
集中力ではなく、全体把握力が求められる仕事に就けるよう足を向けていくか。