仮想通貨取引所のFTXがいろいろあって財務状況がやばいことが判明して破産秒読みになっているわけだが、FTXの取引所にコインを置きっぱなしにしていた人たちが、出金停止を食らって慌てふためいている。
正気か?
購入したコインは自分のウォレットに移動させる(できればハードウェアウォレットが望ましい)。これが基本だろう。
あの有名なマウントゴックス事件でも、自分のウォレットにBTCを移動させていた人は無傷だった。この事例からも、どう行動すべきかは明らかだったと思うが……。
もちろん、そうしなかった理由は想像できる。レンディングサービス(自分のコインを貸すことで利息を得るサービス)を利用するためだろう。要は目先の金に目が眩んで、リスクを過小評価してしまったわけだ。
今回をの件を機に、取引所の規制を強化すべきとの声が上がっているが、重要なのはそこじゃない。
最初にビットコインが提示した「自分のコインは自分のウォレットに保管する」という原則を守ることだ。
正直、利息目当ての投資をやりたいなら、素直に株をやればいい。
アルトコインはどうか知らないが、ビットコインは自分の資産を自分でコントロールできるようにするために生まれたのであって、投資商品として生まれたのではない。
そして、アルトコインに本当に価値があるのかどうか、ちゃんと考えるべきだ。表面的な取引額やチャートなどで判断するべきではない。
とにかく、今回の件で痛い目にあった人は、これを機に、ビットコインについてしっかり学ぼう。ビットコインに関する書籍は、以下の3冊がおすすめだ。