少し幸福論を整理する

さっき記事を更新してから気づいたが、僕は今月の初期にも一度幸福について考えている。「理想世界の実現」という記事だ。

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ここでは自分の理想世界を考え、それに向かって進んでいくことが幸福だと考えた。一方、先の記事では、まず日々の中の幸せを見つけることが必要だと書いている。

感覚的にはどちらもまちがっていないと思うのだが、文章だけで見たとき頭が混乱しているような印象があるため、一度考えを整理しておく。

まず「〇〇を達成すれば幸せになれる」という思考はよくない。そのような条件付けは逆に言えば「〇〇が達成できないから幸せではない」という思考に変異し、自分を苛む結果になる。そうしてストレスが溜まっていき、さらに幸せから遠ざかるという悪循環に陥る。

よって、日々の中で幸せを見つけていくことが必要となる。

では、理想世界について考えることは愚かなのかというと、そうではない。日々の中で幸せを見つけられたからといって、人生が満足するかどうかは別の話だからだ。誰にも自分に合った世界、環境というものがあり、そこへ向かって努力することは、自身の幸福の増大につながる。

つまり、どういうことか? 短期的には小さな幸福を見つけ、長期的な計画で、その幸福を増大させていくということだ。

この考えなら、幸福の条件付けで自分を苛むことにもならないし、短期的な幸福視点に立つあまり未来をまるごとあきらめるということもない。